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第35回無名戦士の碑合祀祭

  • 場所:大倉山公園
  • 時間:2014年9月25日(木)18:30~

第35回 兵庫県解放運動無名戦士の碑合祀祭

◆10月2???????????????????????????????日(木)午前11時より、恒例の兵庫県解放運動無名戦士の碑合祀祭が、神戸市中央区の大倉山公園でおこなわれました。

◆本年は、昨年の合祀祭からの1年間に亡くなられた方々8柱を新規に合祀しました。これによって、碑に合祀されている御霊は、合計で821柱となっています。

◆合祀祭は、兵庫県労働者福祉協議会の渡部  昇:事務局長の司会・進行ですすめられ、冒頭、同協議会の河口  勲:会長が新合祀者の紹介をおこないました。

(連合兵庫関係団体からの新合祀者は下記のとおり) 

氏  名

亨年

主な経歴

推薦団体

野田孝行

83

全金マーチン製作所支部書記長

全国金属兵庫地方本部常任書記

全国金属関西地協事務局長

全国金属中央本部中央執行委員

JAM山陽兵庫県連絡会

青木省一郎

70

兵庫同盟

連合兵庫総務部長

連合兵庫

福留増實

74

日本スピンドル支部執行委員・副支部長

副執行委員長・書記長・執行委員長

JAM日本スピンドル

労働組合

土居  吉文

73

神鋼神戸労組執行委員長

鉄鋼労連近畿地方本部委員長

連合兵庫副会長

神戸市議会議員4期

民主党兵庫県連常任幹事・倫理委員

民主党兵庫県連

郡    司

81

兵庫県教職員組合尼崎支部書記長

社民党尼崎支部執行委員

社民党尼崎支部

二方征夫

71

神鋼神戸労組執行委員・書記長

神戸製鋼所労働組合書記次長・書記長

中央執行委員長

神戸製鋼所労働組合

神戸支部

 ◆つづいて、北条勝利:無名戦士の碑運営委員会代表委員が祭文を読み上げ、づづいて労働団体を代表して辻  芳治:連合兵庫会長が、追悼の言葉をささげました。

追  悼  の  辞 

  本日、兵庫県解放運動無名戦士の碑第35回合祀祭を執り行うにあたり、連合兵庫30万組合員を代表し謹んで「追悼の言葉」を捧げます。

  今回新たに合祀されます8柱を合わせ、ここに祀る「821柱」の御霊が、その生涯を通じて労働と人間の尊厳を取り戻す社会改革運動に尽力されましたことに、改めて深甚なる感謝と敬意を表する次第です。

  さて、現在、私たち労働者が置かれた状況は、諸先輩のご労苦の賜物である「労働基本権」が激しく脅かされるという危機的事態を迎えています。政府は、「世界で一番ビジネスがしやすい環境」を作り上げるとして、働く者を守る最低限のルールさえも破壊しようとしているのです。
 
その最たるものが、いくら働かせても残業代を払わなくてよい、いわゆるホワイトカラー・エグゼンプションの導入です。年収が一定水準であれば、働く者の命???????????????????????????????と健康を守るためにつくられた労働時間のルールを無視して働かせてもよいのか。全く理解できません。
 
そして、今開会中の臨時国会では、一旦廃案に追い込んだ労働者派遣法改正案が、再び提出されようとしています。

  このように、働く者の9割が雇用労働者で占める「雇用社会日本」が最適化に向かわず、負の方向に偏るのは、政治が資本の論理に引きずられて、労働者の資本への隷属化(れいぞくか)を許し、歴史の逆行を黙過(もっか)しているからで、現在の政権が理念を見失っているからに他なりません。
 
私たち連合は、こうした資本偏重の政治姿勢を糾弾し、「世界で一番企業が活躍しやすい国」が同時に「世界で一番労働者が働きやすい国」であるために、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向けて、「残業代ゼロより過労死ゼロ」「生涯派遣で低賃金につながりかねない派遣法改悪にNO」のスローガンを掲げ、すべての働く仲間と連帯し、「労働者保護ルール改悪阻止」の運動に邁進していく所存です。

  また、3年半が経過してなお復興途上にある東日本大震災の被災地・被災者支援の継続をはじめ、明年1月に発災20年を迎える阪神・淡路大震災について、兵庫県が「伝える・備える・活かす」をテーマに県民総ぐるみで取り組まれている「震災20周年事業」に積極的に参画し、被災経験を決して風化させることなく継承してまいります。

  くわえて、近年は災害列島の感を深くさせる自然災害の頻発によって、地域住民は生命・生活の不安に脅かされていますが、本県においても先般の8月豪雨により丹波地域に人命を含め多大な被害をもたらしました。
  私たち連合兵庫は、物心両面から被災者を支えるため、義援金の拠出につづき、災害支援ボランティアを15日間にわたり派遣して、被災者の生活復興に努力を傾注してきたところです。

  このように、わが国労働者・国民の置かれた状況は大変厳しいものですが、ここに眠る諸先輩が、幾多の難局を「団結」の力で乗り越えられてきたように、私たちもすべての働く人々と連帯を強め、その先頭に立って社会改革運動に邁進してまいります。

  第35回合祀祭執行にあたり、諸先輩の御霊の安らかな眠りをお祈り申し上げますとともに、諸先輩が守ってこられた解放運動の「ともしび」を決して途絶えさせることなく継承してまいることをお誓い申し上げ、「追悼の言葉」と致します。

2014年10月2日

本労働組合総連合会兵庫県連合会
会  長   辻  芳治

 

◆追悼の言葉を述べた方々

・本田 義弘:近畿労働金庫兵庫地区統括本部長
・小柳 久嗣:社民党兵庫県連合副代表
・向山 好一:兵庫民社代表
・井上 光孝:日本共産党兵庫県委員会常任委員
・横畑 和幸:民主党兵庫県総支部連合会副代表
・城  友美子:兵庫県産業労働部労政福祉副課長20141002gousisai122-2
・清家 久樹:神戸市市民参画局市民生活部長

◆各団体代表が追悼の言葉を述べたあと、北条:代表委員が新合祀者の名簿を碑に納め、新合祀者のご遺族をはじめ、参列者全員が白菊の献花をおこないました。