女性委員会「第15回女性セミナー」を開催(内容掲載)
- 場所:神戸市 HDC神戸ビル
- 時間:2016年10月1日
~ 働く女性のこころとからだを整えよう!~
連合兵庫女性委員会第15回「女性セミナー」を開催(内容掲載)
◆セミナーは2部形式でおこない、全体をとおして司会・進行を安樂 雅枝:事務局長(UAゼンセン)が務めました。
第1部では、参加者に体の中から健康になってもらおうと、女性を体の内側からきれいにする効果のある食材を使って実際にクッキングをしたにち、出来上がったお料理を試食しました。
◆参加者たちは、今回お世話になった『大阪ガスクッキングスクール神戸』のクッキングインストラクター 辰巳 比呂子さんのデモストレーションを兼ねた料理手順説明を真剣に聞いたあと、4つのグループに分かれて、互いに協力しながらクッキングに取り組みました。
料理が出来上がったグループから試食を始め、それぞれの料理の出来栄えを評価し合ったり、同じテーブル内で日頃の組合活動について情報交換をするなど、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていました。
◆食後には、再び、辰巳:インストラクターから、料理手順の振り返りや料理に使った食材の効能についてレクチャーを受け、第1部を終了しました。
◆セミナー第2部では、まず最初に、釜口 清江:委員長(兵教協)が主催者あいさつをしたのち、兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科医の田口 奈緒先生より、女性が生涯をとおして心身の健康を維持しながら、それぞれのライフスタイルに応じて、仕事と生活に積極的に取り組んでもらいたいとの思いから、女性特有の体のしくみや症状、心身の整え方等について、講演をただきました。
主催者あいさつ 連合兵庫女性委員会委員長 ◆本日はお忙しい中、女性委員会が主催しました「女性セミナー」にご参加いただきありがとうございます。 ◆そして、今年度のセミナーでは、『働く女性の心とからだを整えよう!』をテーマに、午前はクッキングを実施しました。例年以上の参加希望があり、皆さんのニーズにあったテーマであったようで、企画したメンバーも喜んでいます。 ◆さて、女性が働き続けられる体制を整えるために、今年4月に「女性活躍推進法」が施行されました。日本では、「男性は仕事、女性は家庭」といった性別役割分業の意識が根強く、働きたい女性も、結婚や出産を機に仕事を辞めざるを得ない状況があります。 ◆男女雇用機会均等法の施行から30年が過ぎましたが、未だ男女が平等に働き続けられる社会になったとは言えません。この「女性活躍推進法」も、単なる労働力として女性が活用されるだけで終わらせては意味がありません。女性が働きやすい社会は、男性も働きやすい社会です。ライフステージに応じた多様な生き方、働き方ができる社会をつくるため、連合としてのとりくみも重要です。 ◆そして何より、私たちが心と体のバランスを整え、いきいきと働き続けられるよう、本日第2部の講演は、兵庫県立尼崎総合医療センターの田口奈緒さんをお招きしました。 ◆今日は、県内各地域から、さまざまな職種の皆さんにご参加をいただいています。 |
講演 講師:兵庫県立尼崎総合医療センター 産婦人科医 ◆性ホルモンとは ◆月経のサイクルと月経トラブル ◆女性のライフステージと性ホルモン ◆女性の健康を脅かすもの ◆性暴力被害者支援センター・ひょうごの取り組み |
◆田口先生は講演の後半で、自身が代表を務めている「性暴力被害者支援センター・ひょうご」の活動についても紹介。
声を上げることが困難な被害者に寄り添い、関係組織との連携を密にすることで、被害者の心と体の負担をなくす取り組みをすすめていることなどをお聞きしました。
参加者たちは、真剣に耳を傾け、誰もが居心地のよい暮らしやすい社会の実現に向けて、私たちが出来ることから始めていくことが重要だとの思いを共有しました。
◆性暴力被害者支援センター・ひょうご HP → http://1kobe.jimdo.com
◆バーチャルワンストップ支援センター(兵庫県の取り組み) → http://onestop-hyogo.com
◆セミナーの最後には、上田 雅子:副委員長(情報労連)が閉会あいさつをおこない、セミナーの全日程を終了しました。